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#このラジオがヤバい | NHK・民放連共同ラジオキャンペーン

あの人が語る #このラジオがヤバい

小野 賢章

もっと芸人さんみたいに喋りたい、ラジオパーソナリティ・小野賢章の悩みと喜び

日本語吹き替え版のハリー・ポッター、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』の主人公・ジョルノ・ジョバァーナ役など、数多くの人気作に声優として出演するほか、舞台俳優としても活動する小野賢章(おのけんしょう)。
お笑い芸人のラジオを愛聴しており、その話術に学ぶことが多いと熱く語る小野だが、芸人のトークを参考にしようにも、真面目な人柄ゆえに「話を盛れない」という悩みを抱えているのだとか。そんな彼が考えるラジオの魅力とはなんなのか。収録前の本人を直撃した。

トークが上手く広げられない。芸人さんはすごい!

小野さんのラジオの原体験はどんなものだったんでしょうか。

ラジオを聴くようになったのは、自分がラジオの仕事をするようになってからなんです。最近聴いている番組は、『アトロク(アフター6ジャンクション)』と、『アルコアンドピースD.C.GARAGE』、『うしろシティの星のギガボディ』、『三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)』、あと『JUNK 山里亮太の不毛な議論』とかですね。

 芸人さんの番組ばかりですね!

そうですね、芸人さんばかり聴いています。いやあ、やっぱりおもしろいんですよ、 本当にすごいと思います。

全体的なトーク力はもちろん素晴らしいんですけど、中でも芸人さんは話の広げ方や膨らませ方がめちゃめちゃうまい。アルコ&ピースの平子さんが特に好きなんですけど、ああいうふうに喋れたらいいなって心から思います。

『アトロク』に関しては、宇多丸さんを筆頭に、とにかく情報量がすごい。番組で紹介されたことで興味を持って観にいった映画も多いんです。僕はこれといって続いている趣味もなくて、ラジオで語れるほどマニアックな知識のあるジャンルがないのも悩みの1つで、オタクになれたらいいのにっていつも思うんですよ。どんなジャンルでも、深い知識のある人は本当に尊敬します。

ラジオなのに、すごく痛い罰ゲーム「股間神輿」

ご自身の番組は、ゲストの方と一緒にお酒を飲みながら進行する『小野賢章のおののみ』 と、舞台俳優仲間の雲水の皆さん と一緒にやっている『雲水の今晩どうしましょう!?』がありますよね。

『おののみ』は、ゲストが酒好きだと本当に思いっきり飲みまくるんですよ。スタッフさんも含め全員飲むので、かなり不思議な現場です(笑)。

『うんこば(雲水の今晩どうしましょう !?)』は男子高校生が部室で喋ってるみたいなノリのラジオです。

「女子ってこういうときどんなことを考えてるんだろう」とか、そんなことを男だけで延々喋っていたり。あとは、すごく痛い罰ゲームがあったりして、視覚的な要素が多いんです。「映像で見たいな」っていう企画がたくさんあるので、それをうまく言葉で表現することに 気を付けていたりする、ちょっと変わったラジオ番組だと思います。

番組をやっていて楽しいのはどんなことでしょうか。

やっぱりリスナーの皆さんとのコミュニケーションですね。

リスナーのかたからのお便りは本当におもしろくて、いつも楽しみにしているんです。僕の番組でいうと 「マロンマロニーさん」や「シャーマンカーンさん」なんかがいつもおもしろい人ですね。

それに、雲水のメンバーとは、ラジオが始まるまではイベントをやっている時期に顔を合わせる付き合いだったんですけど、番組をやるようになって定期的に会えるようになったので、番組がみんなの居場所になっているというか。そういうところもうれしいですね。

あと、自分の意見が言いやすいのもラジオのいいところだと思います。

例えば「このゲームおもしろいよね」という一言にしたって、テレビだと スポンサーさんの兼ね合いで言いづらかったりするんですけど、ラジオだとそういった縛りがないことが多くて、本当にちょっとしたことを気兼ねなく言えるのが楽しいです。

では、先ほど少しお話にあった痛い罰ゲームについて、詳しく教えていただけますか? かなりハードなものが多いと評判ですが……

そうですね、例えば…「股間神輿」っていうのがあって(笑)。

1人を鉄の棒にまたがらせて、他のメンバーがその棒を持って上下に揺さぶるっていうやつなんですけど、これが本当に痛いんです。あとは、肩や腰に貼って使う低周波マッサージ機ってあるじゃないですか。あれを電圧MAXにして1コーナー過ごすとか。

めちゃめちゃ体を張るのに映像がないので、「うわー痛そう!」とか言って実況して、聴いている人が絵を想像できるようにっていうのは意識するようにしていますね。

それでも想像するのが難しかったら、メンバーの1人が動画撮るようにしているので 、番組終了後にインスタグラムを見てみてください(笑)。

どうしても友達に聴いてほしいときは、裏技を使います

小野さんが思うラジオのよさってどんなところでしょうか。

そうですね、やっぱりパーソナリティの素の部分を知れることですね。

芸人さんだったら、テレビ収録の裏話をラジオで話されることがよくあって、ラジオを聴いている人だけがこれを知ってるんだと思うとなんだかうれしいし、他のメディアだと話せないようなことがラジオなら話せてしまうような、いいゆるさがあると思います。

あとは、『アトロク』なんかがそうですけど、知らない情報をたくさん投げかけてくれるのも魅力の1つですね。次の日友達と話す話題をもらえる場所でもあるかなと思います。

僕も雲水のメンバーに「これおもしろいよ!」って勧めてるんですけど、なかなか難しいですね。でも、1つ裏技があって、みんなで一緒に車に乗るときにここぞとばかりにラジオをつけるんですよ(笑)。 そうすると聴かざるをえないし、聴いてもらえさえすればよさがわかってもらえると思うので。どうしても友達にラジオを聴かせたい人は、試してみてください(笑)。

編集:長嶋太陽
執筆:渡辺紺
撮影:高比良美樹